資格ガイド
AWS AI Practitionerの勉強方法
最終更新日: 2026年7月8日
AWS Certified AI Practitioner(AIF-C01)は65問・90分、スケールドスコア700/1000で合格のFoundational資格で、勉強時間の目安は初学者で約50時間、AWSやAIの経験者で10〜20時間とされます(通説)。配点が最大のドメイン3「基盤モデルの応用」(28%)を軸に、AI/ML基礎→AWSサービス比較→責任あるAI→模擬試験の順で進め、2026年6月頃から出題に反映された試験ガイドv1.1の新トピック(agentic AI・MCP・トークン課金など)まで押さえるのが効率的です。
この記事の結論
- 出題はドメイン3「基盤モデルの応用」が28%で最大。5ドメインの配点(20・24・28・14・14%)に沿って学習時間を配分します。
- 勉強時間の目安は初学者で約50時間、AWSやAIの経験者で10〜20時間(通説)。1日に確保できる時間から7日・14日・30日プランを選びます。
- 2026年4月30日公表の試験ガイドv1.1で、agentic AI・MCP・トークン課金・LLM-as-a-judgeなどが追加され、6月頃から出題に反映されています。
- 教材は公式試験ガイド+AWS Skill Builderの無料模擬問題(日本語あり)+問題演習の組み合わせが基本です。
- FujiCertの150問は公式過去問ではなく、独自作成の無料確認問題としてアウトプットに使います。
試験形式と5ドメイン配点(学習計画の土台)
AIF-C01は65問・90分の試験で、採点対象は50問(残り15問は採点されない調査用問題)、合格ラインはスケールドスコア700/1000、受験料は100 USDです。AWS認定の中では最も易しいFoundationalレベルに位置づけられます。
学習計画はドメイン配点に沿って立てるのが基本です。配点が最大のドメイン3「基盤モデルの応用」(28%)とドメイン2「生成AIの基礎」(24%)で全体の半分以上を占めるため、この2つに学習時間を厚めに配分します。難易度の評価や合格の判断材料は、関連記事「AWS AI Practitionerの難易度」で詳しく整理しています。
| ドメイン | 配点 | 主な内容 |
|---|---|---|
| D1: AIとMLの基礎 | 20% | AI・機械学習・深層学習の基本概念、学習手法の種類 |
| D2: 生成AIの基礎 | 24% | 基盤モデル、プロンプト、生成AIのユースケースと限界 |
| D3: 基盤モデルの応用 | 28% | RAG、ファインチューニング、エージェント、モデル評価 |
| D4: 責任あるAIのガイドライン | 14% | バイアス、公平性、透明性、ガードレール |
| D5: セキュリティ・コンプライアンス・ガバナンス | 14% | データ保護、アクセス管理、ガバナンス体制 |
基本の学習ステップ
- 公式試験ガイド(v1.1)で5ドメインの範囲と対象サービスを確認し、AI・機械学習・深層学習・生成AI・RAG・埋め込みなどの基礎用語を整理する。
- Amazon Bedrock、Amazon SageMaker、Amazon Qなど主要サービスの用途を比較し、配点最大のドメイン3(28%)に当たる基盤モデルの応用パターンを重点的に学ぶ。
- 責任あるAI、プロンプトインジェクション、データ保護、コスト最適化を1セットとして確認する(D4・D5合わせて28%を確実に取る)。
- AWS Skill Builderの無料Practice Question Set(日本語あり)とFujiCertの模擬試験で、65問・90分の時間配分と弱点分野を確認する。
期間別の学習プラン(7日・14日・30日)
総勉強時間の目安は、初学者で約50時間、AWSやAIの実務経験者で10〜20時間とされます(公式発表ではなく通説ベースの目安です)。1日に確保できる学習時間から逆算して、次の3プランのいずれかを選びます。
| 期間 | 1日の学習量の目安 | 進め方 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 7日 | 約1.5〜3時間(計約10〜20時間) | 試験ガイドとサービス比較を前半で一気に確認し、後半は模擬試験と誤答復習に集中 | AWS経験があり、AI基礎を確認したい人 |
| 14日 | 約1〜2時間(計14〜28時間) | 前半で基礎用語とAWSサービス、後半で責任あるAI・v1.1新トピックと問題演習 | 標準的なペースで対策したい人 |
| 30日 | 約1.5〜2時間(計約50時間) | 週ごとにドメインを割り当てて一周し、最終週は模擬試験と誤答復習に充てる | AWSもAIも初学者に近い人 |
2026年試験ガイドv1.1で追加されたトピック
試験ガイドv1.1は2026年4月30日に公表され、6月頃から出題に反映されています。これから受験する場合はv1.1を前提に対策してください。v1.0時代の教材だけで学ぶと、次のトピックが抜けやすくなります。
- agentic AI(AIエージェント)、マルチエージェント、MCP(Model Context Protocol)
- コンテキストエンジニアリングを含むプロンプト設計の考え方
- トークン課金モデルなど、生成AI利用のコスト構造
- LLM-as-a-judgeなどのモデル評価手法
- ハルシネーション対策としてのRAGによるグラウンディング
- 対象サービスの追加: Kiro、Strands Agents、Amazon Bedrock AgentCore、Amazon Q、Amazon SageMaker JumpStart、Amazon Aurora、AWS Transform(Amazon MemoryDBは対象リストから削除)
優先して押さえたいテーマ
サービス名だけを暗記するより、「どの業務課題にどのサービス・設計が向くか」を判断できる状態を目指しましょう。特にAmazon Bedrock、RAG、ガードレール、責任あるAI、コスト管理(トークン課金を含む)は複数ドメインにまたがって問われやすいテーマです。
v1.1以降は、エージェントをどう構成するか(単一エージェントかマルチエージェントか、外部ツール連携にMCPを使うか)といった設計判断の視点も加わっています。ユースケースを読んで最適な構成を選ぶ練習を、問題演習の中で意識的に行ってください。
教材の使い分け(参考書・動画講座・無料演習)
AWS認定は実際の試験問題を公開していないため、どの教材も本物の過去問ではありません。役割の異なる教材を組み合わせるのが効率的です。市販の参考書やUdemyなどの動画講座を使う場合は、2026年以降のv1.1対応版かどうかを必ず確認してください。
| 教材 | 費用 | 役割と使い方 |
|---|---|---|
| 公式試験ガイド(AIF-C01 v1.1) | 無料 | 出題範囲の確定。最初に読み、v1.1の変更点と対象サービス一覧を押さえる |
| AWS Skill Builder Practice Question Set | 無料 | 公式の模擬問題(日本語あり)。本番の出題形式・問われ方を体験する |
| 市販の参考書・動画講座(Udemyなど) | 有料 | 体系的なインプット。v1.1対応版を選び、7日プランでは要点確認に絞る |
| FujiCertの無料演習(150問) | 無料 | アウトプットと弱点特定。公式過去問ではなく独自作成の確認問題。分野別演習→模擬試験の順で使う |
受験料と割引キャンペーン
受験料は100 USDです。2026年5月26日から9月30日までの「AIF2CLOUD」キャンペーン期間中は、ピアソンVUEでの申込時にプロモーションコード「AIF2CLOUD」を入力すると受験料が50%オフになり、さらに合格するとAWS Certified Cloud Practitioner(CLF-C02)の無料受験バウチャーが付与されます(バウチャーでの受験は2026年11月30日まで)。適用条件や申込方法は変更される可能性があるため、申し込み前に必ず公式のキャンペーンページで最新情報を確認してください。
よくある質問
AWS AI Practitionerの勉強時間はどれくらい必要?
初学者で約50時間、AWSやAIの実務経験者で10〜20時間が目安とされます(公式発表ではなく通説です)。1日1.5〜2時間なら約30日、1日2〜3時間確保できる経験者なら7日程度で対策できる計算です。
どのドメインから勉強すべき?
配点が最大のドメイン3「基盤モデルの応用」(28%)とドメイン2「生成AIの基礎」(24%)を優先します。この2つで全体の52%を占めるためです。基礎用語(D1: 20%)を短期間で整理してからD2・D3に進み、D4・D5(各14%)は問題演習とセットで確認する順序が効率的です。
試験ガイドv1.1で何が変わった?
v1.1は2026年4月30日に公表され、6月頃から出題に反映されています。agentic AI、マルチエージェント、MCP、コンテキストエンジニアリング、トークン課金、LLM-as-a-judge、RAGによるグラウンディングなどが追加され、Kiro、Strands Agents、Amazon Bedrock AgentCore、AWS Transformなどが対象サービスに加わりました。
無料で使える模擬試験はある?
AWS公式のSkill Builderに無料のPractice Question Set(日本語あり)があり、本番の出題形式を体験できます。FujiCertでも本番と同じ65問・90分形式の模擬試験と分野別演習(計150問)を無料で提供しています。いずれもAWSの試験問題そのものではなく、FujiCertの問題は独自作成の確認問題です。
受験料を安くする方法はある?
受験料は通常100 USDですが、2026年9月30日までのAIF2CLOUDキャンペーンで50%オフになり、合格するとCLF-C02の無料受験バウチャーも付与されます(バウチャーでの受験は2026年11月30日まで)。適用条件は変わる可能性があるため、申し込み前に公式のキャンペーンページで最新情報を確認してください。
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参考・注意事項
試験日程、受験料、出題範囲などの最新情報は必ず公式情報をご確認ください。